ライブダンジョン!が面白い
いつの間にやら6月に入りましたね。
連日蒸し暑くなりはじめ梅雨の足音がそろそろ感じられる時期、目的がないとなかなか出歩く気力が湧かない私のようなインドア趣味の方にはノーダメージな時期でもあります。
仕事に行くときはじっとりとした今の季節はうんざりしてしまいますが...
それはそうとして、家に引きこもりがちなこの時期、家にいると暇なので読書をしよう!、けど外に出るのがだるい。読みやすいものが良い。という方にお勧めしたいのがなろう小説と呼ばれる、「小説家になろう」というwebサイトです。
ライトノベルに分類されるファンタジー物が多数アップロードされていて玉石混合という状態ですが、オーバーロードや魔法高校の劣等生といったヒット作が生まれています。ブログサイトなどでもおすすめのタイトルがまとめられていたりしてそこから読み始めたりもするのも良いですね。
今回お勧めしたいのはライブダンジョン!です。
ライブダンジョンというMMO RPG(要するにネットゲーム)にはまっていた主人公の努は、サービス終了前に一人でクリアしたら、そのゲームの世界に誘い込まれる。回復職の主人公は現実世界に戻る方法を模索することにするが多くの壁に悩まされることに...
異世界ではゲームと異なり攻撃こそ最大の防御也という環境で、敵を倒す方法に乏しい回復職が不遇な扱いを受けており、回復職の復権も決意し主人公がゲーム内の知識を活かして、パーティを組んでダンジョンを攻略していくという王道のストーリーです。
しかし特徴的なのは、ゲーム世界が現実となることによって起こる職業差別や、現代人の努と現地人との間にある命に対する価値観の違いなどが垣間見えるシーンが多々あり興味深いところが多いです。
また、異世界ものは大抵、チートな能力をもっているので「異世界生活最高!現実世界に未練なんか全くない」という主人公が大多数ですが、この作品は大好きなゲームの世界であっても、現実世界への未練、戻る手がかりを得るには、確証がないけれど最終階層を1番にダンジョンをクリアしなければならないという焦りなどが見られます。
主人公はゲーム廃人であったことを除けば、特殊な能力を持っておらず、一人で無双できないため仲間とパーティを組んでダンジョン攻略していくため、魅力的なキャラクターが活躍していきます。
クランを立ち上げたり、伸び代があるがギルドに囲われていないメンバーを集めに苦労したり、といったゲームとは異なる生活面での描写があるのもまた良い。
小説家になろうでは一区切りがついていますが続編もあるのでそちらもお勧めしたいです。
下記に小説のリンク先を張り付けておきます。
ライダン好きが増えると良いなぁ。
https://ncode.syosetu.com/n6970df/
なろう掲載分以降の続編